OUR STORY
3Q-PAY サムライ版が、
生まれるまで。
池田 従通
合同会社DC池田屋 代表
証券業界20年、「実務ができない」私が、なぜ給与計算のアウトソーシングサービスを始めたのか。金融教育への想いと、AI、そして給与計算の熟練者との出会いについて。
なぜ、給与計算だったのか。
私の本業は、企業型DC(確定拠出年金)の導入支援や金融教育です。証券業界で20年、「従業員の将来の不安をなくす最高の福利厚生」を広めることに力を注いできました。
ところが現場で、見過ごせない現実を知ります。ほとんどの法人で、給与計算が間違っている——。福利厚生やお金の教育を語る前に、その土台である「毎月の給与」が正しく支払われていないケースが、これほど多いのか、と。
だったら、立派な制度を乗せる前に、まず正しい給与計算を世の中に広げることが先決ではないか。会社と従業員の信頼を、給与という一番足元から立て直す。それが、めぐりめぐって会社の成長にもつながるはずだ——。給与計算に本気で取り組むと決めたのは、そんな想いからでした。
「実務ができない」証券出身の私が、
なぜミスを防ぐ仕組みを作れたのか?
証券業界で20年。ずっと数字のプロとして生きてきましたが、給与計算の実務は「全くの別物」でした。
だからこそ、私はこう考えたのです。「実務ができない人間だからこそ、特定の誰かに頼らない、再現性のある仕組みができるかもしれない。」
「今ならそれができる」と確信したのは、AIへの理解を深めていった2025年秋のことでした。
延べ300社を回す「給与計算の熟練者」と、
AIを突き詰めた
そのころ出会ったのが、4年間で延べ300社超の給与計算をこなし、いまも毎月30社を担当し続ける、給与計算実務の熟練者でした。給与計算実務者の中でも、エース格の存在です。
他の経験者が10時間以上かけるチェックを、早ければ30分、遅くとも1時間以内で正確に終わらせてしまう圧倒的な技術。なぜそんなに早いのか尋ねると、こう返ってきました。
「目視や、無駄な繰り返しが本当に嫌いなんです。だから既存のクラウドシステムの機能をしっかり調べて、使いこなしていただけなんです。ひとつずつ綺麗にデータを整理すれば誰でもできるはずなんですが、それができる人があんまりいないんですよね」
同時に、現場の本当の大変さも聞きました。毎月止まらない締切、1円も間違えられないプレッシャー、そして既存のシステムだけではどうにもならない「イレギュラーな処理」——そこだけは手作業や目視に頼らざるを得ない。これを、もっとAIを使えば楽にできるんじゃないか。そう考えたのが始まりでした。
その熟練者ももともとAIは使っていましたが、私が加わったことで、これまで既存システムではできなかったイレギュラーな処理まで自動化を構築できるように。一番複雑な1社で何度もテストを重ね、自動化に成功すると、毎月膨大な手間がかかっていた本人の業務が、見違えるように楽になりました。
「この型なら、横に広げていける」——確かな手応えでした。熟練者による初期設定は必要ですが、こうして「現場で本当に回る、ミスを防ぐ仕組み」の原型ができあがったのです。
なぜ、システム販売(DXコンサル)をやめたのか?
最初は、このシステムを「DXコンサルティング」として販売しようと考えました。しかし、すぐに思い留まりました。
システムをお渡ししても、受け手側に運用リテラシーがなければ、現場で使いこなせず逆に負担になる姿が目に見えたからです。
「先生が欲しいのは、システムじゃない。“そのまま渡せる成果物”のほうだ」
私たちは、代行で自作システムを1社ごとに構築していくことに舵を切りました。先生方の手を一切煩わせず、手元には正確に仕上がった「成果物」だけをお届けする。
そして、もうひとつ確信したことがあります。私たちが顧問先ごと素早く引き受けてしまえば、先生方はシステムを覚える必要すらありません。そのうえ、いま給与計算にかけているコストと同じか、むしろ安く収まるとしたら——きっと、心から喜んでいただけるはずだ、と。
誰もが敬遠するような複雑な計算を、私たちが代わりに引き受ける。そこにこそ、私たちの存在価値があると考えています。
「AIで自動化」の甘い罠
世の中は「AIがあるから給与計算なんて簡単だ」と思っています。しかし、実務はそんなに甘くありません。
- ―企業ごとに異なる、複雑なローカルルール(既存のソフトでは反映できないもの)
- ―イレギュラーなエラー値の処理(目視が必要なパターンなど)
ここには、どうしても深い実務経験(熟練者の知見、法とシステムの理解)が必要です。300社超の現場で培った経験があるからこそ、この「一番複雑で、手が付けられない部分」を引き受けられる。法改正や手当の追加、日々の変更対応も、すべて私たちの専門チームが裏側で手を動かし続けます。
少し地味かもしれませんが、いま人手不足の中で強烈なニーズがあるサービスだと自負しております。
「AIの超高速検証」×「熟練作業者の技術」——面倒な作業やシステムの管理は、すべて私たちが裏側で巻き取ります。先生は、ただ完成したデータを受け取るだけでいい。それが、3Q-PAYです。
まずは一社から。先生の大切な時間を、本来の仕事へお返ししていきます。
合同会社DC池田屋 代表 池田従通